靴は壊れるもの。
使用すれば、荷重と摩擦で傷んでいく。
通常、スポーツ用の靴は、軸足・蹴り足ともに、踵部分と爪先部分がウィークポイントになる。
ボウリングシューズも他のシューズと同様の壊れ方をする。
特徴的な壊れ方を挙げるならば、蹴り足のつま先部分の破砕である。
1.ラストステップの開脚動作は、(人体の構造上)蹴り足股関節の内旋動作を生じさせ→足首の内転を引き起こす。
(実際に足首が内転するかではなく、内転のする力がシューズの爪先部分にかかるということ。)
2.同時に、リリースによって生じる蹴り足股関節の内転する(右投げの場合、蹴り足が左に流れる)力も爪先部分にかかる。
3.パワーステップによる力も加わる。
4.人によってはシューズが直接、アプローチと擦れる。
個人差があるものの、ボウリングシューズの蹴り足の爪先部分には、複雑かつ大きな捻れの力がかかる。シューズの内部から壊していく。
●シューズが壊れはじめたら、新調することを検討する。見た目よりも、内部構造は壊れているかも知れない。
●靴が壊れていると、パワーは伝わりにくくなる。
●危ない。
(“道具を大切にする”“よくメンテナンスをして長く使う”“壊れたらまず修理を検討する”こととは別の話。)
2008.06.