助走の最終ステップを、「投げ手」(ボールを持つ手)寄りにやや踏み込んで、スライドすること。
(右投げであれば)左足の最終ステップを、やや右に寄せてスライドさせる。
●あまり意識する必要は無い。一連の投球動作において、重心移動を意識すれば、自然にできる。それ以上でも以下でもない。
●インステップに対する指導の巧拙はコーチの力量を顕す。
(矯正が必要であっても)本人が意識しにくいものなので、直接的に“インステップできていない”との指摘は愚の骨頂。選手が迷うだけ。かえって助走が乱れる。(経年の変化を見ているコーチは別)
どうしても必要であれば、間接的に、別のことに集中を向け、自然に・いつの間にかできるようにするのが筋。「狙いの板目にボールが通過するのを確認するとよい」「スイングラインを真っ直ぐにするために、上腕で狙ってみてはどうか」「丹田って知っているか?」etc.etc.選手の人数分の言葉がある。
(自然にできるようになることを、待つのがコーチの仕事。)
2007.06.