身体や助走、スイングが向いている方向。
心身がリラックスした状態で、実際に向いている方向のこと。射撃・弓・ナイフ等で、目隠しをして的を射る技がある。
身体の向きさえ整えれば、自然に身体が向く方向は何回やっても同じ。
(トレーニングはかなり必要)
この方向と身体感覚が、自然狙点のイメージ。
意識や目視での「狙点」と、「自然狙点」を一致させることが練習課題の一つ。ボウリング以外のスポーツでも同じ。
ボウリングでの、内ミス・外ミスは、「狙点と自然狙点のズレ」をボウラー無意識に補正しようとした結果“過剰補償した”または“対処不可になった”ことが原因。
“10ピンミス”“7ピンミス”の原因でもある。
ズレを補正する方法に、「構えの時に、足を照準に向ける(あるいは6枚程度左に向ける/右投げの場合)」「助走のラインと、スイングラインを平行に保つ」「左右の頭の位置を調整する」「(右投げの場合)右肘で狙う」等がある。
根本解決は、『ズレ』があることの認識からスタートし、心身のリラックスにポイントを置きながら、各人の方法論を確立するしかない。
多くのスポーツで『自然狙点と狙点のズレ』は論議されるが、解決策には個人差が大きい。
意識をしなくともズレのない選手、身体全体でズレを吸収してしまう選手、気にしない方が良いパフォーマンスを出す選手もいる。
2007.05.