選手や後輩に対して“積極的”“積極的ではない”と評する指導者・先輩は、指導していく能力に欠けている存在。
1.何について積極的か不明。口にするのであれば、“積極的とは何か”定義する。その定義が共通理解できていれば、O.K.
2.行動・発言ではなく、「感知」し「思考」している部分を見落としていないか確認する。
“目に見えないから判らない”と考えるならば、指導する立場にないことを知る。
3.“行動だけを評価する”と考えるならば、やがてチームを崩壊させる。機をみてチームを去るべき。
行動・発言する人だけが評価され、「行動・発言は遅いが、感知・思考に長けた人」がないがしろになる。
感知・思考に長けた人への対応ができない。力を引き出すことはおろか、気づくことすらできない。指導者としての能力不足に絶望すべき。
■教育・育成の面からも、
行動・発言を“積極的”にする人は、指導者の厚い指導を必要としない。自分で力をつけてくる。
感知・思考に長けているが、行動・発言が遅い人を待ちながら導くことが、チームにとって財産になる。
2012.12.