筋肉の「リラックス」を考える時、複数の観点がある。
■筋肉が「弛緩」した状態
……理解しやすく、実感も得やすい。
……しかし、重いボールを保持しつつ、投球動作を行っていく中では、今一つ考え方が馴染まない。
■「共縮させない」
……デリバリーの中では、リラックスのキーワードになる。
【共縮】
(大雑把にいうと)
*腕でも足でも、表の筋肉が縮もうとすれば、裏の筋肉は伸びる。
*表/裏、両方の筋肉が縮んでいるか、縮もうとしていることが「共縮」。
*共縮の状態は、いわゆるガチガチの状態。
*動こうにも、動きが窮屈になる。
【共縮させない】
(誤解を恐れずにいうと)
*関節の両側の筋肉を同時に縮ませないこと。(伸ばす所を伸ばして、縮む所は縮むタイミングを見計らう。)
*動きの中でイメージすると解りやすい。
*全ての動作で、どこの筋肉が伸びて、どこの筋肉が縮むか確認するだけで、次第にリラックスのポイントが自然に判ってくる。
*動作と筋肉を掛け合わせると、膨大な数になるが、気になるところからチェックすればよい。
【さらに理解をすすめるには】
下記をググることがお薦め。
→主動筋と拮抗筋(主動筋に対して関節の裏側にある筋肉)
→短縮性収縮(コンセントリック収縮)
→伸張性収縮(エキセントリック収縮)
→等尺性収縮(アイソメトリック収縮)
(収縮という表現にとまどうかもしれない。うまく整理することが必要。)
2010.03.