筋肉の収縮(力の発揮)についてはいくつかの分類法がある。
下記は1つの例。
■短縮性収縮
力を発揮しながら筋肉が短くなっていく状態。
[例]
ダンベルを持って、肘を曲げていくとする。
上腕二頭筋は力を発揮しながら短くなる。(力コブができる)
■等尺性収縮
筋肉が長さを変えずに力を出す時の状態。
[例]
肘を曲げた状態で、さらに力を入れて肘を曲げようとしても、上腕二頭筋の長さは変わらない。
肘を伸ばした状態で、さらに力を入れて肘を伸ばそうとしても、上腕二頭筋の長さは変わらない。
■伸張性収縮
力を発揮しながら、筋肉が長くなる状態。
[例]
肘を曲げた状態で、だんだんダンベルが重くなっていくと、重さに耐え切れずえられずに上腕二頭筋は伸びていく。
■力の大きさ:短縮性収縮<等尺性収縮<伸張性収縮
#「収縮」という表現が紛らわしいかもしれない。
“筋肉が力を発揮するときの動き”と読み換えると、イメージしやすい。
2009.01.