ボウリング用語集のような備忘録/“マイウェイ”な伝言板 | |||||||||||||||||||||||
[ はじめに ] [ボウリングが嫌い] ●用語解説
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転載の内容は「ビジョン」
“ありたい姿”であり“あろうとする姿” “意思” ヒロシマとナガサキからの、メッセージ。 ------------ 【注記】 戦後直後の広島平和宣言や長崎平和宣言の中に、 「原子爆弾の投下が、戦争を終結に導いた。」という見解があります。 近年、その見解はありません。 断じて、そうあってはいけません。 ------------ このブログに転載した意図は「核兵器廃絶」です。 「脱原発」には反対です。 筆者は、「核の平和利用」は進めるべきだと考えています。 2010.12. ヒロシマアーカイブ
Hiroshima Archive http://hiroshima.mapping.jp/ 広島原爆の実相を世界につたえる多元的デジタルアーカイブズ A Pluralistic digital archive that tells the reality of Hiroshima atomic bomb 紹介ビデオ 2011.08. ノーベル平和賞受賞者世界サミットでのスピーチ(仮訳 原文は英語)
2006年11月17日 イタリア・ローマにて 平和市長会議会長・広島市長 秋葉忠利 // 下から5つ目の段落に、スポーツ選手へのメッセージがあります。 // このように権威ある集まりで話をする機会を与えて頂いたことは、私にとって大いなる名誉であると共に喜びでもあります。私は、今年9月にオスロのノーベル平和センターを訪問しました。その結果、本日ここにお集まりの皆様お一人お一人が成し遂げられた素晴らしい功績に対して、これまで以上の敬意を持つに至りました。 私は今、非常に謙虚な気持ちでここに立っています。にもかかわらず、敢えて皆様にお話をさせて頂くのは、原爆によって生き残った方々、すなわち「被爆者」の始めた仕事を実らせるため、私の力の及ぶ限り全ての試みを実行したいという固い決意を持っているからです。 私が今ここにいるのは、石田明という名の一人の被爆者に縁るところが大きいと感じています。氏は、被爆者であるだけではなく、教師であり、詩人、そして政治活動家でもありました。彼こそ、被爆者のメッセージ、そして生き残ったことの意味を体現し尽した人でした。 石田先生は1928年に生れ、あの運命の日1945年8月6日には、休暇中の17歳の召集兵として、路面電車の中で被爆しました。その結果、放射能の影響による多くの疾病に何十年も苦しんだ後、2003年に亡くなられました。 被爆後一月近く経って、一緒に被爆したお兄さんが亡くなり、その後彼は約3週間死線を彷徨い、さらに1年間急性症状と闘いました。石田先生が回復したのは、母の我が子を何としても死なせてはならない、という強い信念に他ならないと石田先生は語っています。核兵器のない未来を考えるとき、我々は石田先生と彼の母親に深く感謝しなければなりません。なぜなら先生こそ、生き残る上において、また被爆体験の意味を考える上において、愛の果す役割に焦点を合わせた人だからです。 放射線による疾病に苦しんだ石田先生のつらい経験から、私たちは今日でも多くを学ぶことが出来ます。氏の通院記録には、白内障から数種類のガンに至るまで、放射線の典型的な影響である病状が記されています。石田先生は、日本政府を相手に裁判を起こし、白内障が被爆の影響によるものであることを公式に認めさせました。こうした活動を通して被爆者の病気をより科学的・客観的に調査する道を開きました。しかし、石田先生も苦しんだ放射能の影響は未だ完全に解明されていないことを、申し添えておかなければなりません。1945年の放射能の影響により、今日でも被爆者の間でガンの発症が見られるメカニズムは、最近になってようやく解明されつつあります。専門家たちの多くは、60年前に破壊された幹細胞が、様々な種類のガンをはじめ、被爆者を苦しめる疾患の主要原因であると確信しています。 その後、石田先生は教師となり、被爆教師の会を結成しました。この団体は、反核運動において知的なリーダーシップを発揮しました。また氏は、19年の間、県会議員として活躍し、同時に多数の著書を世に出すと共に詩人としての業績に賞が与えられるなどの活動で知られています。 私は、被爆者のための活動そして平和実現のための仕事を、石田先生と共に行う幸運に恵まれました。中でも思い出の深い試みは、在外被爆者への医療支援プロジェクトです。石田先生は、様々な方法で広島から和解と平和のメッセージを送る上での、指導的かつ創造的な力でした。先生は、我々が平和宣言やその他の手段で被爆者のメッセージを理解し、形作る上で大きな貢献をしてくれました。 また石田先生は、多様な被爆者団体を組織しまとめる上においても素晴らしい才能を発揮されました。もし、今先生が健在であれば、我々を支援しともに核兵器廃絶に向けて精力的に活動して下さっているはずです。先生の不在をこよなく残念に思っています。 被爆者の平均年齢が73歳を超え、被爆者の数も急激に減少していますが、彼らは個人であれ集団であれ大変大きな力を持っています。それは、彼らこそ、地獄絵そのままの、そしてこんなことは二度と起きて欲しくないと私たちが願うこの世の終わりを、現実に体験しているからです。比較的恵まれた町で穏やかな生活を送っていた彼らは、一瞬にして、閃光そして轟音と共に、想像しがたい痛み、闇、炎、黒い雨を伴う混乱の世界に投げ出されたのです。多くの被爆者が、この地獄から生きて帰って来たこと、それも、地獄の惨状がいかなるものであったかを伝え、人類と核兵器は絶対に共存できないのだと警告できる能力並びに意志を持って生き延びてくれたことこそ正に奇跡以外の何者でもありません。私は、多くの被爆者がこうした使命故にこそ生き残ることになったに違いないと確信しています。 被爆者は自ら進んで選択する気持はなかったにしろ、この使命を受け入れなければならないことを悟りました。それは、他の誰にもこの責任を果すことが出来なかったからです。加えてその後、被爆者が、自らの意志と良心に基いてこの責任を生涯の使命に転換するに至ったことに、心から感謝したいと思います。 1999年の平和宣言の中で、私は被爆者が残した3つの大きな贈り物に言及しています。その平和宣言の部分を読ませて頂きます。 「一つ目は、原爆のもたらした地獄の惨苦や絶望を乗り越えて、人間であり続けた事実です。若い世代の皆さんには、高齢者の被爆者の多くが、被爆時には皆さんと同じ年ごろだったことを心に留めていただきたいのです。家族も学校も街も一瞬にして消え去り、死屍累々たる瓦礫の中、生死の間をさまよい、死を選んだとしてもだれにも非難できないような状況下にあって、それでも生を選び人間であり続けた意志と勇気を、共に胸に刻みたいと思います。 二つ目は、核兵器の使用を阻止したことです。紛争や戦争の度に、核兵器を使うべしという声が必ず起こります。しかし、自らの体験を世界に伝え、核兵器の使用が人類の破滅と同義であり、究極の悪であることを訴え続け、二度と過ちを繰り返さぬと誓った被爆者たちの意志の力によって、これまでの間、人類は三度目の愚行を犯さなかったのです。だからこそ私たちの、そして若い世代の皆さんの未来への可能性が残されたのです。 三つ目は、原爆死没者慰霊碑に刻まれ日本国憲法に凝縮された「新しい」世界の考え方を提示し実行してきたことです。復讐や敵対という人類滅亡につながる道を選ばなかったのです。」 私がここで述べた「新しい」世界観とは、アルバート・アインシュタイン博士が「原子の力が解放されたことで全てが変わってしまったが、唯一変らないのは我々の考え方である」と述べたときに願った新しい考え方です。この新しい考え方が一番端的に現れているのは、「他の誰にもこんな思いをさせてはならない。」という被爆者の言葉です。この言葉そのものはそれほど革命的ではないかも知れません。しかし、「他の誰にも」という中には、ハリー・トルーマン大統領など原子爆弾投下を決定した人たち、ロバート・オッペンハイマーをはじめ原子爆弾開発に携わった科学者、また、実際に原子爆弾を投下したポール・ティベッツと他の乗組員などが含まれていることを理解して頂ければ、この言葉が如何に画期的なものであるかが分るはずです。この言葉、そしてどのようなものであれ核の惨禍を二度と繰り返してはならないという被爆者の願いからは、現実問題として、報復の可能性が生まれる余地などありません。これが、核兵器は全人類への脅威だと直ちに直観した被爆者の経験から生れた、非暴力と人類愛という被爆者の哲学なのです。このように被爆者のメッセージは余りにも革命的であるため、未だ多くの人々に充分に理解されてもいませんし、咀嚼されてもいないのです。 とは言え、これが「ヒロシマの心」です。すなわち、人類が生き延びることは、いかなる個人的な苦しみや不正義、そして憎しみや報復したいという願望よりも重要であるという信念です。そしてこの結論こそ、被爆者が体験した苦痛や恐怖に照らして、唯一至当な考え方であると私は信じています。核兵器の発明は、我々人類が、お互い同士殺しあうことによって問題を解決できなくなったことを意味します。我々は、対話や合意、条約そして法の支配によって紛争を解決する方法を見つけなければなりません。これこそ被爆者が我々に訴え続けてきたことなのです。 このために、被爆者はどのようなグループであってもその求めに応じ世界各国に出掛けて体験を語り続けてきました。広島では、ほぼ毎日被爆体験が語られています。より活動的な被爆者の中には何十年もの間、月平均33回、被爆体験を話している方もいます。その上、彼女は自分の被爆体験を、大いなる力を持って感情に訴え、そして現在の社会情勢とも直接関連付けることに成功しています。皆様の中に、真にトラウマとなるような経験をされその経験を語ったことのある方がいらっしゃれば、私が、如何に人知を超えた報告をしているか分って頂けると思います。このようなレベルで自らの心をコントロールし、犠牲を払える力をお持ちの方は、本当に稀な存在です。だからこそ、これほど多くの被爆者がこうした活動を続けていることこそ真に奇跡なのです。 残念ながら、こうした被爆者の懸命の努力にもかかわらず、人類は彼らのメッセージを十分に吸収しているとは言えません。事実、戦争や暴力という風がこの地球上に再び災いをもたらすという歴史的時点に到達してしまっています。被爆者は私たちの運命を心から心配しています。被爆者の多くは、冷戦中のいかなる時よりも、近い未来に核兵器が再び使用される可能性が高いと信じています。テロに対する戦争と呼ばれる状況では、抑止力は何の意味も持ちません。当然、米国の核兵器産業は、核兵器をより「使いやすく」するため懸命の努力を続けています。北朝鮮やイラクなど多くの国は核兵器を持とうとしています。また一方では、アル・カイダや他の非国家組織が核保有を模索しており、あるいは、情報によっては既に所有しているとも言われています。我々はどうすれば自爆を抑止することができるのでしょうか。 こうした危機的状況を踏まえ、広島・長崎両市は、1982年に設立した平和市長会議というNGOとともに、2003年に核兵器廃絶のための緊急行動を開始しました。2004年には、19都市の市長、副市長を含む27名の市長代表団を編成して、ニューヨークの国連本部で開催されたNPT再検討会議準備委員会に出席しました。さらに、2005年には、51名の市長を含む167名の市長代表団を編成してNPT再検討会議に出席するとともに、アナン事務総長の出席のもと、市長代表団会議を開催しました。2010年までの核兵器禁止条約の発効及び2020年までの核兵器全廃を目指す計画を「2020ビジョン」と呼んでいますが、このビジョンは、これまでに大変多くの支持を得てきました。 本年7月には、国際司法裁判所の「全ての国家には、全ての局面において核軍縮につながる交渉を、誠実に行い完了させる義務がある」という勧告的意見から10周年を迎えました。文明社会であれば、この言葉によって核兵器の存在は終焉を告げたはずです。この法的義務のどの部分が核保有国には理解できなかったのでしょうか。また私たちはなぜ核保有国がその義務を無視することを許してきたのでしょうか。核保有国は明らかに法廷侮辱罪を犯しています。誰がそのことについて憤っているのでしょう。 こうした疑問に誠実な回答がなされるよう、平和市長会議は2020ビジョンの第II期の取組みを開始しました。 私たちはこれを「Good Faith Challenge(誠実な交渉義務キャンペーン)」と呼んでいますが、このキャンペーンでは、すべての人、特に国家に対して、全ての国家は核軍縮を完全に成し遂げるため誠実に交渉する法的義務があるという国際司法裁判所の勧告を遵守するためにあらゆる努力を行うことを求めています。 合わせて平和市長会議は、「誠実な交渉義務キャンペーン」の一環として、「都市を攻撃目標にするな」プロジェクトを立ち上げました。「UCANT」とも呼ばれるこのプロジェクトは、都市が国家の人質であるという考え方に対抗して都市が叛乱を起すことを助けようとしています。私たちは、全ての核保有国から、都市を核兵器の攻撃目標にしないという能動的な確証を求めます。こうした活動を通して、現在、都市が攻撃目標となっており、また国際司法裁判所によれば、こうした脅威さえも戦争犯罪であるという事実を市長や市民、国政レベルの意思決定者に気付いて貰おうとしています。 ここ最近、我々は、この「UCANT」プロジェクトの幅をさらに広げようとしています。都市を核兵器の攻撃目標にしてはいけないという議論を通して、いかなる理由であれ、いかなる兵器を使ってでも都市を攻撃すること自体が、恐らく戦争犯罪なのだという認識を持つに至ったのです。ちょうど、子供やバーで乱暴をする酔っ払いに言い聞かせるのと同じように、政府や軍隊そしてテロリストたちに、都市として、喧嘩は都市の外でするように言い渡す時期が来たと感じています。無人島や砂漠を探して、そこで彼らの力比べをして貰うことも恐らく可能です。再度私たちが認識しなくてはならない真実は、都市には戦争や暴力とはどのような関係も持ちたくない非戦闘員が圧倒的な多数派として住んでいるということです。都市を爆撃したり、毒や放射能やクラスター爆弾などで汚染したりする人間そして組織は、国際司法裁判所において戦争犯罪の罪で裁かれるべきです。非常にもろい今日の都市は、このようなレベルの旧態然とした蛮行を受け入れることはできないというのが単純な事実なのです。 私は、この都市によるキャンペーンが、世界の政治的環境を変えられると確信しています。何故、私たちが確信を持っているのかという多くの理由の内、三つを紹介します。最初の理由は、こうした取組みに世界中の市長が参加しつつあることです。2003年に2020ビジョンキャンペーンを始めた当時、平和市長会議の加盟都市数は500前後でしたが、この3年間に、(グローバル・セキュリティ・インスティチュートの)ジョナサン・グラノフ氏が述べたように約3倍の1,500以上に増えました。二つ目は、多くの組織、ここにも出席しておられるNGO、そして多くの政府が我々と共に活動していることです。この平和市長会議のプロジェクトが、今年6月、人口3万人以上の都市1,139が加盟している全米市長会議の年次総会において、全会一致で採択された決議により明確に支持を受けたということがその好例です。 この決議は、中国とロシアに対して、米国のどの都市も攻撃目標になっていない保障を与えるよう求めています。また、米国政府に対しても、これら二つの国の都市を攻撃目標としていないという保障を与えるよう要求しています。国家の防衛問題に都市が介入する有効性を懸念する方もおられると思いますが、まさにそれこそ我々の訴えたいポイントなのです。 どの都市でも市長には、市長が公僕として仕える市民の生命や財産を守る義務があります。市長が果たすべきこの神聖な義務の遂行を国家が妨害する場合、市長は声を上げざるを得ないのです。市民の力によって、我々は目的を達成することが出来るのです。 三つ目は、私たちが世界の大多数の市民の気持を代弁しているという点です。市民のみならず、国連加盟国の中の大多数の国も、地球上から核兵器を廃絶したいと望んでいます。しかし、地球上に未だ核兵器が存在し続けている理由は、この「気持」が未だ「気持」の段階で止まっていて、明確かつシャープな世界の総意としての形を持っていないからです。我々はこうした状況を変えていく必要があります。 広島市、長崎市、そして平和市長会議は、できる限りの活動を行っていますが、それだけでは充分ではありません。市民の意識に充分に浸透しているとはまだ言えませんし、核兵器に対する拒否反応も未だ十分には強くありません。また、核保有国の指導者たちにも私たちが望むほどの影響を与えてはいません。 そこで、皆様にお願いがあります。ここにお集まりの皆様は、素晴らしい人脈、マスコミとのつながりなど平和市長会議よりもはるかに強力な手段を持っておられます。その皆様の力が必要であることを強調してもし過ぎることはありません。しかも、今直ぐ必要なのです。今後1、2年のうちに核兵器を使用しようとする政治家がいなくなるような政治的機運を作りださなくてはなりません。こうした考え方に賛同いただける方は、是非私にご一報下さい。我々のキャンペーンへの最も有効な協力方法についてお話をさせて頂きたいと思います。 2003年の広島市の平和宣言で述べたことは、ここにいらっしゃる皆様、政治や宗教など様々な分野の指導者の方々、またピーター・ガブリエル氏のような音楽や文化的な指導者や、その他の分野の方々のことを念頭に作成したものです。再度、引用させていただきます。 「世界中の人々、特に政治家、宗教者、学者、作家、ジャーナリスト、教師、芸術家やスポーツ選手など、影響力を持つリーダーの皆さんに呼び掛けます。いささかでも戦争や核兵器を容認する言辞は弄せず、戦争を起こさせないために、また絶対悪である核兵器を使わせず廃絶するために、日常のレベルで祈り、発言し、行動していこうではありませんか。」 最後にもう一点だけ付け加えたいと思います。核兵器との闘いは、市民が勝利できる闘いです。事実、我々が直面している問題の中で最も容易な闘いだと信じています。核兵器を廃絶することは、貧困や人種差別、社会的不公正や戦争そのものを廃絶することよりも容易です。地球の温暖化や環境汚染を止めるよりはるかに簡単なのです。核兵器は絶対悪であり、ほんの少数の人からしか支持を得ていないのです。我々を含め世界の大多数が廃絶を願っているのです。 国連では、177対2といった圧倒的な数で常に核兵器の側が負けています。2005年3月の米国内の世論調査では、米国も含めいずれの国も核兵器を持つべきではないとの意見が66%に達しています。核兵器廃絶を願う全ての国家や市民が、核兵器廃絶のために活動を起こすと決心すればどうなるか想像してみてください。世界中の首都という首都は、「爆弾は駄目」とか、「2020年までの核兵器廃絶」といったプラカードを持った人たちであふれるでしょう。 核兵器の廃絶は、人類の団結、理性ある行動、国際協力や世界的な良識を測る比較的簡単な試金石です。人類の存続に不必要、かつ違法、そして極度に危険なこれらの兵器を完全に廃絶するために人類が協力できないのであれば、我々は如何にして、私たちが直面しているその他のより難解な世界的問題を解決することができるのでしょうか。 この部屋におられるほんの数人の方々でも、この問題に取り組んでいただければ、人類は簡単にこの試験に合格することができると確信しています。我々には数があります。力があります。そして、より明るい未来を選ぶことが出来るのです。私たちの子供や、その子どもたちにとってより安全な地球を残すことができるのです。そして2020年までには、核兵器のない地球で暮らすことができるのです。 ご清聴ありがとうございました。 平和市長会議のページから転載 http://www.mayorsforpeace.org/jp/index.html http://www.mayorsforpeace.org/jp/speech/rome2006.html ◆「力を合わせ核のない世界作る」リーダーたち、被爆地からメッセージ
◇ジョディ・ウィリアムズ氏=対人地雷禁止条約創設に尽力 普通の市民が力を合わせて国際キャンペーンを展開し、地雷禁止条約の創設を達成したように、すべての人に素晴らしいことを成し遂げる力がある。保有国が世界を核で威嚇することはもう許されない。私たちが力を合わせ、永遠に廃絶しよう。 ◇ダライ・ラマ14世=チベット仏教最高指導者 復讐を唱えるのでなく、ただ、ただ核兵器の悪質性を訴えるヒロシマ・ナガサキの皆さんを尊敬する。人類が作りだした核の問題に対処するには祈るより行動が必要で、すべての宗教指導者と科学者はもっと動くべきだ。 ◇マイレッド・マグワイア氏=北アイルランドの平和活動家 原爆で亡くなった人々を世界が忘れないように、機会を与えてくれる日本に感謝する。一人一人が愛と思いやりを深め、核のない世界という遺産を子どもたちに残そう。情熱を持って力を合わせれば、夢ではなく現実となるだろう。 ◇フレデリク・デクラーク氏=元南アフリカ大統領 忘れがたい会議で、被爆者の悲痛な証言を聞きヒロシマの遺産を重く受け止めた。核兵器は根源的に非合法的で非道徳的だと確認し、最終宣言に盛り込んだ。核のない世界を作るためヒロシマが果たす役割をたたえたい。 ◇シリン・エバディ氏=イランの人権活動家 広島の人々は、エネルギーを報復ではなく、市や国の再建に使い、美しい都市を取り戻した。その姿勢は危機や紛争で満ちている世界がモデルとして学ぶことができる。第二の広島がないよう、核兵器のない世界をつくる。 ◇モハメド・エルバラダイ氏=国際原子力機関(IAEA)前事務局長 対決ではなく協力し、人々の違いを武力以外の方法で解決する世界を目指す。人種や宗教を超え、人間は兄弟姉妹だ。死や破壊にさらされる世界から救われ、命の尊厳に配慮した世界を目指す。広島の悲劇を繰り返さない。 引用:毎日新聞 2010年11月16日 地方版 *下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
バラク・オバマ大統領のフラチャニ広場(プラハ)での演説 2009年4月5日、チェコ共和国プラハ 温かい歓迎をありがとうございます。プラハの皆さん、ありがとうございます。そしてチェコ共和国の皆さん、ありがとうございます。本日私は、ヨーロッパの中心にあるこの素晴らしい都市の中心部に皆さんと共に立つことを誇りに思います。また、私の前任者の1人の表現を借りれば、ミシェル・オバマをプラハに連れてきた男であることを誇りに思います。 クラウス大統領、トポラーネク首相をはじめとする、ご臨席の政府要人の皆さん、温かいおもてなしに感謝します。そしてチェコ共和国民の皆さんの米国への友情に、お礼の言葉を申し上げます。 私は、シカゴで長年暮らす間に、チェコの人たちが陽気な、楽しい友人であることを知るようになりました。私の後ろには、チェコ国民の英雄トーマス・マサリク大統領の銅像があります。1918年に、米国がチェコの独立を支援することを誓約した後、マサリク大統領はシカゴで、10万人以上と推定される聴衆を前に演説をしました。私はマサリク大統領の記録に到達することはできないと思いますが、シカゴからプラハへ、彼の足跡をたどることを光栄に思います。 1000年以上にわたり、プラハは、世界のいかなる都市とも異なる、独自の道を歩んできました。皆さんは、戦争も平和も体験してきました。いくつもの帝国の盛衰を目の当たりにしてきました。そして、芸術と科学、政治と文学の世界で、革命の先頭に立ってきました。そうした中で、プラハの人々は、一貫して自らの道を追求し、自らの運命を切り開くことを主張してきました。そして、この古い歴史と若さを合わせ持つ「黄金の都」は、皆さんの不屈の精神を表す生きた記念碑となっています。 私が生まれたころ、世界は分裂しており、私たちの国は今とは大きく異なる状況に直面していました。当時、私のような人間がいつの日か米国大統領になると予想する人は、ほとんどいませんでした。米国大統領がいつの日かこのようにプラハの聴衆を前に話をすることができるようになると予想する人は、ほとんどいませんでした。そして、チェコ共和国が自由な国となり、北大西洋条約機構(NATO)の一員となり、統一されたヨーロッパを指導する立場になると予想する人はほとんどいませんでした。そのような考えは、夢のような話として片付けられたでしょう。 私たちが今日ここにいるのは、世界は変わることができないという声を意に介さなかった大勢の人々のおかげです。 私たちが今日ここにいるのは、壁のどちら側に住んでいようとも、またどのような外見であろうとも、すべての人間に自由という権利があると主張し、そのために危険を冒した人々の勇気のおかげです。 私たちが今日ここにいるのは、プラハの春のおかげです。信念に基づき、ひたすら自由と機会を追求する行動が、戦車と武器の力で国民の意思を弾圧しようとする人々を恥じ入らせてくれたおかげです。 私たちが今日ここにいるのは、今から20年前に、約束された新しい日の到来と、あまりに長い間与えられないままだった基本的人権を求めて、街頭デモを行ったプラハの市民のおかげです。「Sametová revoluce」、すなわち「ビロード革命」は、私たちに多くのことを教えてくれました。平和的な抗議が帝国の基礎を揺るがし、イデオロギーの空虚さを明るみに出すことができること、小国が世界の出来事に極めて重要な役割を果たせること、若者が先頭に立って旧来の対立を克服することができること、そして精神的なリーダーシップはいかなる武器よりも強力であるということを教えてくれたのです。 平和で統一された自由なヨーロッパの中心で、今、私が皆さんにお話しすることができるのはそのためです。指導者たちが信じなかったときでさえも、普通の人々が、分裂を克服できると信じたからです。壁を取り壊すことができると信じ、平和を達成できると信じたからです。 私たちが今日ここにいるのは、あらゆる困難にもかかわらず、米国民とチェコ国民が、この日が必ず来ると信じたからです。 私たちは、こうした歴史を共有しています。しかし今、この世代、私たちの世代が、何もせずにいることはできません。私たちも選択を迫られています。世界が統合に向かうにつれ、相互のつながりが増しています。そして、世界的な経済危機、気候変動、旧来の対立という根強い脅威、新たな脅威、壊滅的な効果を持つ兵器の拡散といった問題が、とても制御できないほどのスピードで進んできました。 いずれの課題も、すぐに、あるいは容易に解決できるものではありません。いずれも、解決するには、私たちが相互の意見に耳を傾けて協力すること、時に生じる意見の相違ではなく、共通の利害に重点を置くこと、そして私たちを分裂させ得るいかなる力よりも強い、共通の価値観を再確認することが必要な課題ばかりです。これこそ、私たちが続けていかなければならない取り組みです。私がヨーロッパへ来たのは、その取り組みを始めるためです。 私たちが再び繁栄するためには、国境を越えて協調した行動を取ることが必要です。そうした行動とは、新たな雇用をつくり出すために投資することであり、成長を阻む保護主義の壁に抵抗することです。また、金融システムを改革し、乱用や今後の危機を防ぐための新たな規則を定めることです。 そして私たちには、共通の繁栄と共通の人間性に対する義務を負っており、新興市場や、おそらく金融危機とはほとんど関係がなかったにもかかわらず、そのために最も苦しんでいる貧しい人々に手を差し伸べなければなりません。それ故、私たちは、誰もが一定の援助を受けることができるように、今週、国際通貨基金に1兆ドルを超える資金を拠出する決定を下しました。 地球を守るために、私たちのエネルギー消費の仕方を変えるのは今です。私たちは共に気候変動に対処するため、化石燃料への世界的な依存に終止符を打ち、風力や太陽光などの新たなエネルギー源を利用し、すべての国が責任を果たすことを要求しなければなりません。皆さんに誓って申し上げますが、米国は、こうした世界的な努力で先頭に立つ準備ができています。 私たちは、共通の安全保障を提供するために、同盟を強化しなければなりません。NATOが設立されたのは今から60年前、共産主義がチェコスロバキアを支配した後でした。この時、自由主義世界は、遅ればせながら、自由主義世界が分裂している場合ではないことを知ったのです。そこで私たちは団結して、史上最強の同盟を構築しました。そしてその後何年間も、何十年も協力を続けた結果、ついに鉄のカーテンが開かれ、自由が流れる水のように広がっていきました。 今年は、チェコ共和国はNATO加盟10周年を迎えます。20世紀には、チェコ共和国が参加することなく決断が下されたことが何度もありました。大国が皆さんを失望させ、あるいは皆さんの意見を聞かずに皆さんの運命を決めることもありました。私はここで約束します。米国は決してチェコ国民に背を向けることはない、と。私たちは、共通の価値観、共通の歴史によって…私たちは、共通の価値観、共通の歴史、そして永続的な同盟の約束によって結ばれています。北大西洋条約第5条には、一締約国に対する武力攻撃は全締約国に対する攻撃とみなす、と明記されています。これは、今の時代にも、いつの時代にも適用される約束です。 米国が攻撃を受けたとき、チェコ共和国の国民はこの約束を守りました。何千もの人々が米国の国土で殺害されたとき、NATOはそれに呼応しました。アフガニスタンにおけるNATOの任務は、大西洋の両側の人々の安全にとって不可欠なものです。私たちは、ニューヨークからロンドンまで各地を攻撃してきた、まさにそのアルカイダ・テロリストを標的とし、アフガニスタン国民が自らの将来に責任を負えるよう支援しています。私たちは、自由主義諸国が、共通の安全保障のために提携できることを実証しています。そして私は、米国民が、この努力に際してチェコ国民が払った犠牲に敬意を表し、犠牲となった方々を追悼していることをお伝えしたいと思います。 いかなる同盟も、手をこまねいている場合ではありません。私たちは、新しい脅威がどこで発生しようとも、それに対処するための危機管理計画を備えておくために、NATO加盟国として協力しなければなりません。国境を越えた危険に対処するために、相互の協力関係を強化し、世界各地の国家や機関との関係を強化しなければなりません。そして、共通の懸念事項に関して、ロシアと建設的な関係を構築すべく努力しなければなりません。 今日私が重点を置いてお話しする課題のひとつは、この両国の安全保障にとって、また世界の平和にとって根本的な課題、すなわち21世紀における核兵器の未来、という問題です。 何千発もの核兵器の存在は、冷戦が残した最も危険な遺産です。米国とソ連の間に核戦争が起きることはありませんでしたが、何世代にもわたり人々は、この世界が一瞬の閃光(せんこう)の下に消失してしまうこともあり得ると承知の上で生活していました。プラハのように何世紀にもわたって存在し、人類の美しさと才能を体現した都市が消え去ってしまう可能性がありました。 今日、冷戦はなくなりましたが、何千発もの核兵器はまだ存在しています。歴史の奇妙な展開により、世界規模の核戦争の脅威が少なくなる一方で、核攻撃の危険性は高まっています。核兵器を保有する国家が増えています。核実験が続けられています。闇市場では核の機密と核物質が大量に取引されています。核爆弾の製造技術が拡散しています。テロリストは、核爆弾を購入、製造、あるいは盗む決意を固めています。こうした危険を封じ込めるための私たちの努力は、全世界的な不拡散体制を軸としていますが、規則を破る人々や国家が増えるに従い、この軸が持ちこたえられなくなる時期が来る可能性があります。 これは、世界中のあらゆる人々に影響を及ぼします。ひとつの都市で1発の核兵器が爆発すれば、それがニューヨークであろうとモスクワであろうと、イスラマバードあるいはムンバイであろうと、東京、テルアビブ、パリ、プラハのどの都市であろうと、何十万もの人々が犠牲となる可能性があります。そして、それがどこで発生しようとも、世界の安全、安全保障、社会、経済、そして究極的には私たちの生存など、その影響には際限がありません。 こうした兵器の拡散を抑えることはできない、私たちは究極の破壊手段を保有する国家や人々がますます増加する世界に生きる運命にある、と主張する人もいます。このような運命論は、極めて危険な敵です。なぜなら、核兵器の拡散が不可避であると考えることは、ある意味、核兵器の使用が不可避であると認めることになるからです。 私たちは、20世紀に自由のために戦ったように、21世紀には、世界中の人々が恐怖のない生活を送る権利を求めて共に戦わなければなりません。そして、核保有国として、核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任があります。米国だけではこの活動で成功を収めることはできませんが、その先頭に立つことはできます。その活動を始めることはできます。 従って本日、私は、米国が核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意であることを、信念を持って明言いたします。私は甘い考えは持っていません。この目標は、すぐに達成されるものではありません。おそらく私の生きているうちには達成されないでしょう。この目標を達成するには、忍耐と粘り強さが必要です。しかし今、私たちは、世界は変わることができないという声を取り合ってはいけません。「イエス・ウィ・キャン」と主張しなければならないのです。 では、私たちが取らなければならない道筋を説明しましょう。まず、米国は、核兵器のない世界に向けて、具体的な措置を取ります。冷戦時代の考え方に終止符を打つために、米国は国家安全保障戦略における核兵器の役割を縮小し、他国にも同様の措置を取ることを求めます。もちろん、核兵器が存在する限り、わが国は、いかなる敵であろうとこれを抑止し、チェコ共和国を含む同盟諸国に対する防衛を保証するために、安全かつ効果的な兵器を維持します。しかし、私たちは、兵器の保有量を削減する努力を始めます。 米国は今年、弾頭と備蓄量を削減するために、ロシアと、新たな戦略兵器削減条約の交渉を行います。メドベージェフ大統領と私は、ロンドンでこの作業を開始しました。そして今年末までには、法的拘束力を持ち、十分に大胆な新しい合意を目指す予定です。これは、さらなる削減に向けた準備段階となるものであり、この努力にすべての核兵器保有国を参加させることを目指します。 全世界的な核実験の禁止を実現するために、私の政権は、米国による包括的核実験禁止条約の批准を直ちに、積極的に推し進めます。この問題については50年以上にわたって交渉が続けられていますが、今こそ、核兵器実験を禁止する時です。 そして、核爆弾の製造に必要な物質の供給を断つために、米国は、国家による核兵器製造に使用することを目的とする核分裂性物質の生産を、検証可能な形で禁止する新たな条約の締結に努めます。核兵器の拡散阻止に本気で取り組むのであれば、核兵器の製造に使われる兵器級物質の製造を停止すべきです。これが初めの1歩です。 第2に、私たちは共に、協力の基盤として、核不拡散条約を強化します。 条約の基本的な内容は、理にかなったものです。核保有国は軍縮へ向かって進み、核兵器を保有しない国は今後も核兵器を入手せず、すべての国々に対し原子力エネルギーの平和利用を可能にする、という内容です。不拡散条約を強化するために私たちが受け入れるべき原則がいくつかあります。国際的な査察を強化するための資源と権限の増強が必要です。規則に違反していることが発覚した国や、理由なしに条約を脱退しようとする国が、即座に実質的な報いを受けるような制度が必要です。 そして、私たちは、各国が、拡散の危険を高めることなく、平和的に原子力エネルギーを利用できるようにするために、国際燃料バンクなど、原子力の民生利用での協力に関する新たな枠組みを構築すべきです。これは、核兵器を放棄するすべての国、特に原子力の平和利用計画に着手しつつある開発途上国の権利でなければなりません。規則に従う国家の権利を拒否することを前提とする手法は、決して成功することはありません。私たちは、気候変動と戦い、すべての人々にとって平和の機会を推進するために、原子力エネルギーを利用しなければなりません。 しかし、私たちは前進するに当たり、幻想を抱いてはいません。規則を破る国も出てくると思われます。いかなる国であろうとも規則を破れば、必ずその報いを受けるような制度を整備する必要があるのは、そのためです。 今朝、私たちは、こうした脅威に対処するための新しい、より厳格な手段が必要であることを、改めて実感させられました。北朝鮮が再び規則を破り、長距離ミサイル用にも使うことが可能なロケットの発射実験を行ったのです。この挑発行為は、行動を取ることの必要性を浮き彫りにしています。それは、本日午後の国連安全保障理事会での行動だけでなく、核兵器の拡散を阻止するという決意の下に取る行動です。 規則は、拘束力を持たなければなりません。違反は、罰せられなければなりません。言葉は、実際に意味を持たなければなりません。世界は結束して、核兵器の拡散を防がなければなりません。今こそ、国際社会が断固とした対応を取る時です。北朝鮮は、脅威と違法な兵器によって安全保障と尊敬を勝ち取る道を切り開くことは決してできない、ということを理解しなければなりません。すべての国家が、より強力な国際体制を築くために協力しなければなりません。私たちが協力して北朝鮮に圧力をかけ、方針を変更するよう迫らなければならないのはそのためです。 イランは、まだ核兵器を製造していません。私の政権は、イランとの相互の利益と尊敬に基づき、イランとの関与を求めていきます。私たちは対話を信じています。しかし、対話の中で明確な選択肢を提示していきます。私たちは、イランが政治的にも経済的にも、国際社会の中で正当な位置を占めることを望んでいます。私たちは、厳しい査察の下で原子力エネルギーを平和的に利用するイランの権利を支持します。これこそ、イラン・イスラム共和国が取ることができる道です。一方で、イラン政府は、さらなる孤立と、国際的な圧力と、すべての国々にとって危険を高めることになる、中東地域における核軍拡競争の道を選ぶこともできます。 はっきり言いましょう。イランの核開発・弾道ミサイル開発活動は、米国だけでなく、イランの近隣諸国および米国の同盟国にも真の脅威を及ぼします。チェコ共和国とポーランドは勇敢にも、こうしたミサイルに対する防衛システムの配備に同意してくれました。イランからの脅威が続く限り、私たちは、費用対効果の高い、実績のあるミサイル防衛システムの導入を続けていきます。イランの脅威がなくなれば、私たちの安全保障の基盤が強化され、ヨーロッパにミサイル防衛システムを配備する動機がなくなります。 最後に、私たちは、テロリストが決して核兵器を入手することがないようにしなければなりません。これは、世界の安全保障に対する、最も差し迫った、かつ最大の脅威です。1人のテロリストが核兵器を持てば、膨大な破壊力を発揮することができます。アルカイダは、核爆弾の入手を目指す、そしてためらうことなくそれを使う、と言っています。そして、管理が不十分な核物質が世界各地に存在することが分かっています。国民を守るためには、直ちに、目的意識を持って行動しなければなりません。 本日、私は、世界中の脆弱(ぜいじゃく)な核物質を4年以内に保護管理することを目的とした、新たな国際活動を発表します。私たちは、新しい基準を設定し、ロシアとの協力を拡大し、こうした機微物質を管理するための新たなパートナーシップの構築に努めます。 また私たちは、闇市場を解体し、物質の輸送を発見してこれを阻止し、金融手段を使ってこの危険な取引を停止させる活動を拡充しなければなりません。この脅威は長期的なものとなるため、私たちは、「拡散に対する安全保障構想」や「核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアチブ」などの活動を、持続的な国際制度に転換するために協力すべきです。そして、手始めとして、米国の主催による核安全保障に関する国際サミットを今後1年以内に開催します。 私たちが、このように幅広い課題について行動を起こせるのかと疑問を持つ人もいると思います。国家間には避けられない立場の相違があるため、真の国際協力が可能であるかどうか疑問を持つ人もいます。そして、核兵器のない世界の話を聞き、実現不可能と思える目標を設定することに価値があるのかという疑問を持つ人もいます。 しかし間違ってはいけません。そうした考え方の行き着く先は分かっています。国家や国民が、相違点によって特徴付けられることを良しとするとき、相互の溝は深まります。私たちが平和の追求を怠るときには、永久に平和をつかむことができません。希望ではなく恐怖を選んだときにどうなるかは分かっています。協力を求める声を非難し、あるいは無視することは、容易であると同時に、卑劣なことでもあります。戦争はそのようにして始まります。人間の進歩はそこで止まってしまうのです。 この世界には暴力と不正があり、私たちはそれに立ち向かわなければなりません。その際に、私たちは、分裂するのではなく、自由な国家、自由な国民として結束しなければなりません。武器を捨てることを呼びかけるより、武器を取ることを呼びかける方が、人々の感情をかき立てるものです。だからこそ、私たちは団結して、平和と進歩を求める声を上げなければなりません。 それは、今もプラハの街にこだまする声です。1968年の亡霊です。ビロード革命のときに聞こえた歓喜に満ちた声です。一度も発砲することなく、核を保有する帝国の打倒に貢献したチェコの人々の声です。 人間の運命は、私たちが自ら切り開くものです。ここプラハで、より良い未来を求めることによって、私たちの過去に敬意を示そうではありませんか。私たちの間にある溝に橋を架け、希望を基にさらに前進し、これまでより大きな繁栄と平和をこの世界にもたらす責任を引き受けようではありませんか。共に手を携えれば、それを実現することができます。 ありがとうございました。プラハの皆さん、ありがとうございました。 アメリカ大使館のホームページより転載 http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20090405-77.html アメリカ大使館(日本語のページのトップ) |
■用語解説索引
■ あ ■
0001 ア
0002 アイコンタクト
0003 アイコンタクト-2
0004 愛し合っている
0005 アイスマッチ
0006 相手のラインを壊す?
0007 アイドル
0008 アイロンで練習
0009 アウェイ
0010 アウェイ-2
0011 アウト・オブ・レンジ
0012 アウトサイド
0013 アウトサイドへの移動
0014 アウトスパット
0015 アウトスパットO.K.
0016 アウトリガー
0017 青ハ藍ヨリイデテ藍ヨリ青シ
0018 あがる
0019 アキュラシーライン
0020 諦めない
0021 アクシスチルト
0022 アクシスポイント
0023 アクシスローテーション
0024 アクセサリー
0025 アクセサリー-2
0026 アクチベータ
0027 足かけパーフェクト
0028 アシストする
0029 足の裏を浮かせる
0030 足の運動
0031 足の中心
0032 アジャスト
0033 アズ イフ(as if~)
0034 アスリートの基本
0035 アスリートへの期待
0036 アスリートらしくないこと
0037 汗を落とす/ソコマデスルカ?-5
0038 頭の良いボウリング
0039 新しいこと
0040 新しいこと-2
0041 新しいこと-3
0042 アーチ
0043 厚い(厚め)
0044 アップル
0045 当てにならないもの
0046 当てればイイよ!
0047 アドバイスの取捨選択
0048 アドレス
0049 アバウト
0050 暴れる(ボール)
0051 暴れる(ボール)-2
0052 油溜り
0053 アプローチ
0054 アプローチが異なると
0055 アプローチスポット
0056 アベレージ
0057 アベレージ-2
0058 アベレージとストライク数
0059 アベレージボウラー
0060 アベレージを上げる
0061 あほか!
0062 アーマーレーン
0063 アメラグボール・トレーニング
0064 アメリカン方式
0065 アラベスク
0066 アリーナファイナル
0067 ありのままでよい
0068 アリーファンデーション
0069 アルファ波
0070 アレー
0071 荒れる(荒れている)
0072 アロー
0073 アローワンス
0074 アンカリング
0075 アングル
0076 アンクルショット
0077 アングル ルーラー
0078 アンダードック
0079 アンダードックウィン
0080 アンチドーピング
0081 アンドをとる
0082 アンロードリリース
0083 アンロードリリース-2
0084 アンロードリリース-3
0085 アンロードリリース-4
0086 アンロードリリース-5
0087 アンロードリリース-6
■ い ■
0088 イアン結び
0089 イイ香りがしますね
0090 言い訳
0091 イェーイベイビィ
0092 意義
0093 生きたボール/死んだボール
0094 意見調整のステップ-1
0095 意見調整の留意点-1
0096 意見調整の留意点-2
0097 意見の相違-1
0098 意見の相違-2
0099 意見の相違-3
0100 意見の相違-4
0101 意見の相違-5
0102 勇み足
0103 イージー
0104 意識
0105 意識-2
0106 意識-3
0107 意識-4
0108 意識の言語化
0109 意識は傾く-1
0110 意思決定
0111 意志と妄想の違い
0112 (我が辞書になし)
0113 板の幅に換算
0114 板目
0115 板目に真っ直ぐ投げる
0116 位置覚
0117 位置覚-2
0118 市原竜太さんの投球
0119 一喜一憂しない
0120 一瞬にかける
0121 一直線上にあるもの
0122 イップス
0123 一歩づつ?
0124 イニシアティブ
0125 イニング
0126 居残り練習
0127 イー ハオ ピン[1号瓶]
0128 イーブン
0129 イーブンリアクション
0130 今に集中(次に集中)-1
0131 今に集中(次に集中)-2
0132 今に集中-3
0133 意味-1
0134 意味-2
0135 意味が判らなくなったら
0136 意味を取り違えない
0137 イメージは実現可能な表現で
0138 癒し
0139 癒し系
0140 イヤなことも想定する
0141 イヤなことも想定する-2
0142 イン
0143 因果関係と相関関係
0144 インサイド
0145 インサイドアウト
0146 インザダーク
0147 インサートテープ
0148 インステップ
0149 インスパット
0150 インスパットO.K.
0151 インターネット情報の使い方
0152 インチ-ミリメートル換算表(フィンガーグリップ用)
0153 インナーゲーム
0154 インナーシェル
0155 インバランス
0156 因を探る
■ う ■
0157 ウィークタイズ-1
0158 ウィークタイズ-2
0159 ウィークタイズ-3
0160 ウィークタイズ-4
0161 ウイニングショット
0162 ウエア-1
0163 ○○ウェイ
0164 ウェス・マーロットさんの投球
0165 “上”のボウリング
0166 ウォッカアイボーリング
0167 ウォッシュアウト
0168 ウォッチ & リリース
0169 魚の目パッチ
0170 ウォールショット
0171 ウォルター・レイ・ウィリアムスさんの投球
0172 受けとる心
0173 動く-1
0174 動く-2
0175 後ろ投げ
0176 後ろにある
0177 薄い(薄め)
0178 薄め覚悟
0179 打ち合い
0180 打ち上げる
0181 内側合わせ
0182 内ミス〔うちみす〕
0183 内ミス/外ミスの補正
0184 打つ
0185 美しく倒す
0186 ウッドレーン
0187 移る(レーン)
0188 移る(連鎖する)
0189 うなぎの寝床
0190 上手くいかない価値
0191 上手くできない
0192 上手くならない時期
0193 上手くなるコツ
0194 上手くなるコツ-2
0195 上手くなる時期
0196 ウラッキィ~
0197 ウールワース
0198 嬉しいこと(スポーツ)
0199 ウレタン
0200 ウレタンリリース
0201 運が良い/悪い
0202 運で片づけない
0203 運で片づけない-2
0204 運動感覚[生理学]
■ え ■
0205 エアーダスター
0206 エイム
0207 栄養学(for アスリート)
0208 エキストラホール
0209 液体絆創膏
0210 エース
0211 エッジセーバ
0212 エッジを使う
0213 エネルギーの源泉
0214 エポキシ樹脂
0215 エラー
0216 エリクシール(化粧品)
0217 エレメント
0218 エンゲージメント
0219 遠心力(等速円運動)
0220 エンドルフィン
■ お ■
0221 オイリー
0222 オイル
0223 オイルが伸びる(伸びた)
0224 オイル越え
0225 オイルゾーン
0226 オイル抜き
0227 オイル抜きをする前に
0228 オイルの厚さ
0229 オイルの壁を使う
0230 オイルの量
0231 オイルパターン
0232 オイルパターン-投球スタイル-攻略法
0233 王子さま~
0234 応用力
0235 お帰りなさい
0236 起き上がる(人)
0237 起き上がる(ボール)
0238 「起き上がる」と「ロールアウト」
0239 置きにいく
0240 奥が深いもの
0241 教えてもらうとき
0242 押しダコ
0243 押す
0244 遅いレーン
0245 雄叫び[オタケビ]-1
0246 雄叫び[オタケビ]-2
0247 雄叫び[オタケビ]-3
0248 お父さん用お母さん用(5穴ボール)
0249 落とす
0250 落とす-2
0251 オーナーシューズ
0252 同じように投げる
0253 オーナーボール
0254 鬼
0255 おばあちゃんの快挙
0256 オーバーアングル
0257 オーバーターン
0258 オバマ米大統領失言
0259 オーバル
0260 おーびぃ~
0261 お開き
0262 オフセット(ドリル)
0263 オフセット(ピン)
0264 オープン
0265 オープンアプローチ
0266 オープンに構える
0267 オープンバック
0268 おまけのストライク
0269 重い
0270 思いつきの意見に乗らない
0271 思いつきの意見に乗らない-2
0272 思いつきの意見に乗らない-3
0273 思いっきりやる-1
0274 思いっきりやる-2
0275 重いボールは食い込む?
0276 親指の運動
0277 親指の角度を変えない
0278 親指の抜けとローリングトラックの位置
0279 親指をたたむ
0280 折り返し地点
0281 オリンピズムの根本原則
0282 オールイベンツ
0283 オールウェイ
0284 オール ザ ウェイ-2
0285 オールスペア
0286 折れない
0287 終わったこと
0288 オンス
0289 オンリー1になる?
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